■さらに、佐伯の方が書いた本 

地域力の再発見
発行/藤原書店 税込3888円

佐伯生まれ、東京大学で環境学の博士として研究され、
現在佐伯市に戻って“地域力”を自ら再発見しようとしている
岩佐礼子さんの著書。

共同体の創造的な力に注目した鶴見和子・内発的発展論を出発点に、生活世界に根ざした「生きる知」の伝達の現場を丹念にフィールドワークすることで、「制度化」「専門化」に基づく近代的な教育の枠組みを相対化し、“地域の力”の伝承と再創造の可能性を探る野心作。


現代社会に目を向けると、一見様々な制度の枠組みや政策と市場経済によって形作られているようだが、
それらとは次元を異にする地域独自の生活世界の発展が日本各地の現場において重層的に進行している。
本書のねらいとしては、それら地域の現場から内発してくる発展の内実と、そこに埋め込まれた教え合いや
学び合いのやりとりを探求することによって、現場を生きる人々のまなざしや、
生命の視点から持続可能な発展を捉え直し、現場で発展を支える力の根底にあるものを浮き上がらせ、
鶴見和子の提唱した「内発的発展論」の深化を目指したいと考えている。
(本書より)


岩佐礼子(いわさ・れいこ)
1958年、大分県佐伯市生まれ。1981年、明治学院大学文学部仏文科卒業。1991年、ジュネーブ開発研究所(現・国際開発研究所)(スイス)修士課程卒業。1992-2006年、ユニセフ職員としてアフリカやアジアの緊急人道支援に携わる。
2014年、東京大学新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。現在、東京大学客員共同研究員。
共著に、『国際緊急人道支援』(ナカニシヤ出版、2008年)、主な論文に、「頼母子講という自発的小集団の『創発』から捉えた内発的発展」『地球システム・倫理学会会報』8(2012年)、「持続可能な発展のための内発的教育(内発的ESD)――宮崎県綾町上畑地区の事例から」『環境教育』22-2(2013年)、「地域の自然と社会に根ざした「地域づくり教育」を考える――山形県大井沢小中学校の『自然学習』の考察」『環境教育』23-2(2013)など。

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根木青紅堂

Author:根木青紅堂
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